腰痛の原因

2025.09.16

腰痛

【1】筋肉・骨・関節の問題(整形外科的な原因)

  • 筋肉の疲労・緊張

    長時間のデスクワーク、悪い姿勢、重い物の持ち上げなどで、筋肉に負担がかかり痛みが出ます。

  • 椎間板ヘルニア

    椎間板(背骨のクッション)が飛び出して神経を圧迫し、腰や足に痛みやしびれが出ます。

  • 脊柱管狭窄症

    加齢などにより、神経の通り道が狭くなって神経が圧迫されます。歩行困難やしびれが特徴です。

  • ぎっくり腰(急性腰痛症)

    急に腰をひねったり持ち上げたりして、筋肉や靭帯を傷めることで起こります。

  • 変形性腰椎症・すべり症

    加齢などで椎骨や椎間板が変形し、痛みや可動域の制限が出ます。

【2】内臓疾患による腰痛(内科的な原因)

  • 腎臓の病気(腎結石、腎盂腎炎など)

    背中の左右どちらかの腰の奥に鈍い痛みが出ることがあります。発熱や尿の異常を伴うことも。

  • 膵炎

    上腹部から背中にかけて強い痛みが放散することがあります。

  • 婦人科疾患(子宮内膜症、卵巣嚢腫など)

    骨盤内の痛みが腰に波及することがあります。月経周期に関連することが多いです。

  • 消化器の病気(胃潰瘍・大腸疾患など)

    内臓からの関連痛として腰に感じることがあります。

【3】心因性(ストレスなどによるもの)

  • 心理的ストレス・うつ

    ストレスや心の不調によって、腰痛が悪化することがあります。筋肉の緊張や自律神経の乱れが関与します。

【4】その他・注意が必要な腰痛

  • 骨折(圧迫骨折など)

    高齢者に多く、軽い転倒でも骨が潰れて痛みが出ることがあります。

  • がんの転移

    がんが骨に転移すると、腰痛として現れることがあります。夜間の痛み、安静時でも痛むのが特徴。

  • 感染(脊椎炎、骨髄炎など)

    稀ですが、発熱を伴う腰痛は感染の可能性があります。

いつ病院を受診すべきか?

  • 安静にしていても痛む
  • 足のしびれや麻痺がある
  • 排尿・排便に異常がある
  • 発熱がある
  • 痛みがどんどん強くなる
  • 過去にがんの診断を受けている

※上記に当てはまる場合は、早めに医療機関を受診してください。一つの参考にされてみて下さい😊