調布市在住で股関節痛にお悩みの方へ

2025.10.06

股関節痛の原因は非常に多岐にわたりますが
大きく分けると 「関節そのものの問題」 と 「周囲の筋肉や姿勢の問題」 の2つに分類できます。
股関節痛

整体的・医学的な両面から整理して解説します👇

🦴【1】股関節そのものに原因があるケース

◾ 変形性股関節症

日本人の股関節痛で最も多い原因のひとつ。

生まれつき股関節が浅い(臼蓋形成不全)人に多い。

関節の軟骨がすり減り、骨同士がこすれて痛みが出る。

動き始めの痛み → 歩行時の痛み → 安静時の痛みへと進行。

◾ 大腿骨頭壊死症

大腿骨の先端(骨頭)への血流が途絶え、骨が壊死する病気。

ステロイドの使用やアルコール多飲が関与することも。

突然の激しい痛みで始まる場合が多い。

※疑いある場合は医療機関の受診を勧めます

◾ 関節リウマチ

自己免疫の異常により関節に炎症が起きる。

左右対称に痛みが出やすいのが特徴。

💪【2】筋肉・姿勢・骨格バランスによるケース(整体的アプローチが有効)

◾ 中臀筋・小臀筋のトリガーポイント

股関節の外側やお尻の横の筋肉が硬くなり、歩行時や寝返りで痛む。

「横向きで寝ると痛い」「立ち上がる瞬間が痛い」などが典型。

◾ 腸腰筋の緊張(座りすぎ)

長時間の座位や猫背姿勢で腸腰筋が硬くなり、骨盤を前に引っ張る。

股関節の前側や鼠径部の痛みとして出る。

◾ 骨盤・腰椎のゆがみ

骨盤の傾き・ねじれで左右の脚長差が出ると、片側の股関節に負担が集中。

「片足立ちが不安定」「歩くときに左右差がある」人に多い。

◾ 梨状筋症候群

坐骨神経の通り道にある梨状筋が硬くなり、神経を圧迫。

股関節~お尻~太もも裏にかけての鈍痛・しびれ。

⚠️【3】放置すると危険なサイン

夜間・安静時にも強い痛みがある

股関節を動かすと「ゴリゴリ」音がする

足の長さが明らかに違う
→ 整形外科でレントゲン・MRIの精査が必要です。

🌿【4】整体的なアプローチの考え方

痛みの根本は「動きの偏り」や「体の使い方のクセ」にあることが多い。

操体法などでは「気持ちよく動かす」ことで、脳と筋肉の誤作動をリセット。

筋肉バランスを整え、股関節への負担を軽減する。